日本ではまだあまり馴染みがないものの、地中海にポツリと浮かぶマルタ島はヨーロッパでは非常に人気のリゾート地となっています。
シーズンになるとヨーロッパ中から観光客がこぞって集まるだけでなく、最近では語学留学の行き先としても注目されています。
そんなマルタ共和国に実際に留学した経験のある私がマルタ島のあれこれについて綴るコーナー。
今回は「マルタ島で食べるべき名物料理6選」をお届けいたします。
マルタ料理について
島国であるマルタは食料のほとんどを輸入に頼っていたこと、貿易経路の途中に位置していたこと、外国の支配下にあった歴史などから、諸外国の食文化の影響を色濃く受けています。
実際に、留学中ホームステイをしていた先のホストマザーが作ってくれたご飯はイタリアンがメインでしたし、外食時もイタリア料理屋さんが多かったイメージがあります。
そのため、日本人の口に合わないということは全くなく何を食べてもおいしいので、私はマルタ滞在中人生で最も太っていました…。
そんな食の宝庫であるマルタで定番&おすすめの名物料理をご紹介します。
マルタ島の名物料理6選!
アリオッタ
地中海に浮かぶ島なだけあって、やはりシーフードのおいしさは格別です。
中でも魚介のスープ、アリオッタはマルタを訪れたら絶対に食べるべき一品と言えます。
エビ、タコ、貝などの新鮮な魚介を玉ねぎ、ニンニク、トマトと煮込むシンプルな料理ですが、魚介の旨みが最大に引き出されたこのスープは一口飲んだだけでもう天国です。
多くの飲食店で頼むことができますが、シーフードを売りにしたお店で頂くのがベストでしょう。
ラビオリ
イタリア料理の定番であるラビオリは、イタリア料理の影響を大きく受けているマルタの郷土料理でもあります。
リコッタチーズや肉、野菜などの具材をパスタ生地で挟んで茹でたもので、中身やソースはお店や家庭によって様々です。
スーパーなどで購入することもできますので、お土産にもおすすめです。
クスクス
ヨーロッパ諸国だけでなくアラブ料理の影響も受けているマルタ料理ですが、その代表とも言えるのがこのクスクス。
肉や野菜と炊いた粒状のパスタで、元は北アフリカから中東発祥の料理です。
スーパーの惣菜売り場にも必ず置いてあるほど、マルタ民にとっては欠かせない存在となっています。
パスティッツィ
パイ生地の中にリコッタチーズや豆のペーストをつめて焼いたもので、食べ歩きフードとして有名です。
多くの売店で販売しており、マルタ民の朝食の定番です。
なかなか油ぎっとりでカロリーは高めですが、揚げたてのおいしさはやみつきになること間違いなしです。
ウサギの煮込み
マルタの肉料理といえばウサギが有名です。
味付けは様々ですが、一番スタンダードなのが煮込み料理。
日本ではペットの印象が強いため食べるのに抵抗があるかもしれませんが、チキンのような味で臭みはあまりありません。
マルタを訪れたら一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
デーツパイ
ナツメヤシの実のペーストをパイ生地で包んで揚げた、マルタでは定番のお菓子です。
食べ歩きにぴったりで、多くのマルタ民が歩きながらやバスを待ちながら食べているのを見かけます。
スーパーなどでも購入できますが、専門店もありますので、食べ比べをしてみてもおもしろいかもしれません。
おわりに
多くの国の影響を受けて形成されてきたマルタの食文化は、各国の料理のいいところが集まっています。
クセもなく基本は味付けも薄めなので、日本人の口にもよく合います。
たとえ私のように滞在中に太ってしまったとしても後悔はしないおいしさですので、マルタのおすすめ料理を存分に味わってください。
