日本人は中学校から多くの時間英語を勉強しているにも関わらず、実用的に英語を使うことはできない人が多いと言われています。
実際に英語を苦手に思っているとか嫌いだという声はたくさん聞きますし、日本で暮らしているうえで英語ができなくてもそんなに困ることはないでしょう。でも英語が話せることでできることもたくさんあるのです。
そこで今回は私が英語を習得して得したことについて書いていきたいと思います。
仕事の選択肢が広がる
英語ができると、仕事の選択肢が広がります。
応募の条件としてTOEIC700点以上や英検2級以上など英語の能力を限定している企業も多いですし、必須でなくとも「英語が話せる人歓迎」といった募集メッセージを載せている企業も少なくありません。
自分がやってみたいと興味を持った仕事や会社がこのような条件を設定しているとき、どんなに熱意があっても条件を満たしていないだけで落とされるのは悲しいし悔しいものです。
実際に私も英語力をアピールして相場よりも時給の高い仕事を得たり、海外出張の多い仕事に就職して海外で商談をしたりと様々な職を経験することができました。
私はTOEICを受けたこともないのでスコアも持っていないですし、日常会話ができるレベルで全くもってペラペラではないのですが、いずれの仕事も英語を使ってきたという実績を(大分盛って)アピールした結果得たものです。
このように、英語が話せるということは自分にとっての強みとなり、仕事の可能性や選択肢を広げてくれます。
海外旅行で困らない
英語は世界共通語として多くの国で話されているため母国語でなくても話せる人がたくさんいますし、海外に行ったときには現地の言葉が分からなくても英語でコミュニケーションを取れることが多いです。
もちろん田舎に行くと英語を話せる人が皆無という状況になることもありますが、アジアやヨーロッパなどの英語圏でないところでもホテルや有名な観光地などでは大体誰かしら英語を話せるため、英語を話せれば旅行先で困ることは少なくなります。
海外旅行では現地の人に道を聞いたりお店を教えてもらったり部屋の希望を伝えたりなど、何かとコミュニケーションをとる機会があると思います。
そういった時に英語が少しでも話せると、スムーズに相手に自分の意思を伝えることができ、ストレスが軽減されるため旅行の楽しさも倍増します。
洋画がより楽しめる
英語が苦手な人は、海外ドラマや映画は日本語吹替えで観るという人が多いです。
吹替えは吹替えの魅力があるとは思いますが、やはり本来の音声と日本語吹替えとではニュアンスが大分変わってしまうことも多くあります。
口の動きを合わせているといっても全く同じにはなりませんし、外国人が日本語で話している姿はどうしても不自然さを拭い去ることはできません。
ストーリーに入り込むためには、やはり俳優本人の音声で観る方がいいでしょう。
さらに、洋画を英語で観ることでリスニング力をあげることができます。
たまに聞き取れるフレーズがあると嬉しくなるのも、海外ドラマや洋画を英語で観ることで楽しめる要素のひとつです。
世界中に友達が作れる
以前ひとりで渋谷のスタバでお茶をしていたとき、隣に座っていたアメリカ人観光客におすすめの食べ物屋さんを聞かれたことがありました。
その会話の流れから「日本人女性の化粧にかかる時間はどれくらいなのか?」とか「なぜ日本人は英語を話せないのか?」など、色々な話で盛り上がりました。
最終的には「アメリカに来たときには案内するから連絡して」と言ってくれ、連絡先を交換しました。
最初にお店を聞かれたときに英語が話せなければ「Sorry I don’t know.」で終わっていたでしょうし、話すことも友達になることもなかったでしょう。たどたどしいながらも会話が成立したことで、アメリカに1人友達を作ることができたのです。
日本でも海外でも同性でも異性でも、どんな出会いがどんな関係に繋がるかは分かりません。英語を武器に、世界中に友達を作ることだって可能なのです。
おわりに
英語力はなくて困ることはあっても、あって損することはひとつもありません。
「独学で習得するのは難しい」とか「今さらやっても覚えられない」という声をよく聞きますが、私の母親は60歳から自分で英語の勉強を始め、少しずつですが着実に英語を習得しています。遅すぎることも難しすぎることもないのです。
英語を習得したいけどどうしたらいいのか分からないという方は、まずは自分の中の苦手意識を取り除いて、少しでも英語に触れる機会を増やしてみてください。
洋楽を聴くでもいいし、映画を字幕で観てみるでもいいし、外国人に道を聞かれたら翻訳機能を駆使してなんとか会話してみるでもいいでしょう。
英語は、耳を慣らして使う機会を増やせば必ず習得できます。
今日から英語習得への一歩を踏み出してみましょう。