日本ではまだあまり馴染みがないものの、地中海にポツリと浮かぶマルタ島はヨーロッパでは非常に人気のリゾート地となっています。
シーズンになるとヨーロッパ中から観光客がこぞって集まるだけでなく、最近では語学留学の行き先としても注目されています。
そんなマルタ共和国に実際に留学した経験のある私が、マルタのあれこれについて綴っていきたいと思います。
シリーズ初回として今回は「マルタ島への語学留学のメリット・デメリット」をお届けします。
留学検討中の方が疑問に思うであろう点について体験談を交えて詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみてください!
マルタ島への語学留学のメリットは?
治安がいい
夜中に女性1人で歩いても全く問題ないくらいの治安のよさです。
学校の近くに夜遊びストリートがあり、夜な夜な通っていましたが、みんな普通に夜中に歩いて帰宅していました。
ただ、住民は寝るのが早いため夜になるとそもそも人がおらず、危険でなくとも人のいない静けさが怖いと感じることもあるかもしれません。
また、地元の治安はいいものの、酔った留学生とのトラブルの可能性はゼロではありません。安全ではありますが、できるだけ夜中の一人歩きは避けた方が無難でしょう。
日本人の比率が少なめ
ある程度どこの国に行っても日本人は一定数いるため学校に日本人一人などという状況は難しいかもしれませんが、アメリカやカナダなどのメジャーな留学先に比べたら日本人の比率が少ないため、より英語を習得しやすい環境と言えます。
また、立地上ヨーロッパからの留学生も多いため、より多くの学生と交流を持つことができます。
ヨーロッパ諸国へ旅行に行ける
地中海に浮かぶ島国であるため、ヨーロッパ諸国へのアクセスがしやすく、週末に気軽に旅行に行くことが可能です。
イタリア・フランス・スペインなど、週末にヨーロッパ旅行に行っている留学生も少なくありませんでした。
実際に私もイタリアに行きましたが、飛行機であっという間でした!
街も海も綺麗
マルタの美しさは国全体が世界遺産と言われるほどで、どこに行っても素晴らしい景色と綺麗な街並みを楽しむことができます。
昔ながらの石畳の街や、綺麗な海、遺跡など、歴史と自然を全身で楽しむことができる国です。
マルタ島への語学留学のデメリットは?
日本から遠い
直行便がなく、基本的には2回以上の乗継が必要となります。
私が留学をしたのは十代の時でしたが、一人でヨーロッパで二回乗り継ぎするのはとても不安でした。
海外に慣れていない人、一人が不安な人にとってはこの遠さがネックになりそうです。
また、長期留学の場合、一時帰国をするのも大変でしょう。
長期滞在は飽きる
島全体の大きさがおよそ名古屋市と同じくらいなので、見どころは割と最初の段階で全て制覇できてしまいます。長期滞在をしていた留学生はみんな「飽きた」と言っていました。
エンターテイメントといえば映画やクラブくらい。
何もしないことやのんびり過ごすことに抵抗がない人には苦痛ではないかもしれませんが、都会育ちの人や若者にとっては少々退屈に感じる可能性もあります。
公用語とはいえ、英語には訛りがある
マルタ共和国の公用語は英語とマルタ語です。英語も公用語とはいえ現地の人たちが会話をするときはマルタ語がメインで、英語にはマルタ訛りがあります。
そのため、本場の英語を学びたいという人には少し向かないかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
総合的にみてマルタ留学は非常におすすめであり、マルタは私の中で好きな国ランキングの上位にランクインしている、人生でもう一回は訪れたい場所です。
どこの国であっても、留学先としてのメリット・デメリットはあるでしょう。
自分の中で納得いくまでリサーチを重ね、あなたが最高の留学ライフを送れることを祈っています!