日本ではまだあまり馴染みがないものの、地中海にポツリと浮かぶマルタ島はヨーロッパでは非常に人気のリゾート地となっています。
シーズンになるとヨーロッパ中から観光客がこぞって集まるだけでなく、最近では語学留学の行き先としても注目されています。
そんなマルタ共和国に実際に留学した経験のある私がマルタ島のあれこれについて綴るコーナー。
今回は「マルタ留学での滞在先について」をそれぞれのメリット・デメリットと共にご紹介します。
学生寮のメリット・デメリットは?
私が留学していたEC MALTAでは、語学学校が所有している寮に滞在している生徒が最も多かったように思います。
1室に3~4個ほどの部屋があり、1人1部屋でリビングやバスルームは共同というのがスタンダードでした。
メリット
・フラットメイトと仲良くなれる。
・基本的には学校までの距離が近い。
・門限などがないので自由。
デメリット
・共同生活なので気を遣う。
・頻繁に人が集まってパーティーが行われるので、静かに過ごしたい人には向かない。
・毎日自炊or外食する必要がある。
ホームステイのメリット・デメリットは?
日本人留学生は圧倒的にホームステイの人が多かったです。
海外の学生ほど「留学=寮」という認識が浸透していないこと、お金を払ってても安心安全を重視すること、などが理由だと思われます。
メリット
・食事が提供されるため、自分で作る必要がない。
・現地の家庭や生活を知ることができる。
・家に人がいるため安全。
デメリット
・ホストファミリーに気を遣う。
・門限やお風呂の時間など、決まりごとが多い家庭だと自由がない。
・家庭という密な空間に入り込むため、疎外感を感じることもある。
ルームシェアのメリット・デメリットは?
自分でアパート等を借りてのルームシェアは、滞在期間の長い人やある程度の社会経験がある大人の人たちが選択していた方法です。
「外国人と共同生活をするのは文化の違いで疲れるから、日本人だけでルームシェアしている」という人もいました。
メリット
・立地や家賃などを自分で選択することができる。
・一緒に生活する人を自分で決めることができる。
・他の滞在方法に比べて費用を抑えることができる。
デメリット
・シェアメイトが見つからない可能性もある。
・自炊する必要がある。
・入居手続きなど、自分でやらなければいけないことがたくさんある。
おわりに
それぞれの滞在先にメリット・デメリットがあり、一概にどこがいいとは言えません。
ちなみに私はまだ10代の学生だったこともあり、ホームステイを選択しました。
ホストファミリーは優しく、作ってくれるご飯もおいしくて、さらにステイ先には同じ学校の生徒が2人いたため仲良くなることもできました。
いいことばかりのホームステイでしたが、夜な夜な共同スペースや部屋でパーティーを繰り広げている寮の生徒たちの自由さを羨ましく感じることもありました。
留学先でどんな生活を送りたいのか、何を重視するのか、滞在期間、予算、性格、など色々な条件を考慮したうえで自分に合った滞在先をみつけてみてください。
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